色覚異常

豊橋色覚異常の治療
豊橋色覚異常の治療

◆問題:上の絵は何が見えるでしょうか?

もしわからなかった場合、色覚異常かもしれません。

色覚異常は、特定の色に対する識別能が低下している

正常者にとって色の差が大きく違って見える2つの色が、色覚異常者には色の違いが小さく感じられ、判別困難になることがあります。

原因としては、色を感じる3つの細胞「赤錐体」「緑錐体」「青錐体」のどれかが欠けていたり、十分に機能していないことが考えられます。

色覚異常は先天性と後天性に分けられ、先天性に対して有効な治療はありませんが、後天性は色覚異常になった原因を取り除けば改善することがあります。

色覚の異常とはどんな状態

「物を見る」という機能は、視力、視野、色覚の三つに支えられています。視力は細かい物を見分ける力、視野は同時に見渡せる範囲、色覚は色を識別する感覚のことです。

この三つの機能は、網膜(カメラのフィルムまたは撮像素子に該当する組織)にある光を感じとる「視細胞〈しさいぼう〉」の働きに委ねられていて、視細胞がうまく機能しないと、視力が低下したり、視野が狭くなるなどの異常が生じます。色覚についても、視細胞の機能次第で色を識別しにくくなる状態があり、それを色覚の異常と呼んでいます。

色覚異常の分類

色覚異常には、先天色覚異常と後天色覚異常があります。先天色覚異常は遺伝による錐体視物質の異常でX連鎖性遺伝(伴性劣性遺伝)をし、日本人での頻度は男性の約5%、女性の0.2%です。それ以外の原因、たとえば目や脳内の病気などによる色覚障害を後天色覚異常といいます。

先天色覚異常には程度によって1色覚(旧:全色盲)、2色覚(旧:色盲)、異常3色覚(旧:色弱)、問題となる錐体の種類によって1型色覚(L-錐体の異常)、2型色覚(M-錐体の異常)、3型色覚(S-錐体の異常)がありますが、1色覚や3型色覚は非常にまれで、通常、色覚異常といえば、2色覚や異常3色覚、1型色覚や2型色覚を指し、これらをあわせて先天赤緑色覚異常ともいっています。

豊橋色覚異常の治療

    茶 ・ 緑

豊橋色覚異常の治療

    緑 ・ 灰

豊橋色覚異常の治療

    赤 ・ 黒

豊橋色覚異常の治療

    橙 ・ 黄緑

豊橋色覚異常の治療

  ピンク ・ 灰

豊橋色覚異常の治療

  ピンク ・ 水

豊橋色覚異常の治療

    赤 ・ 緑

豊橋色覚異常の治療

    青 ・ 紫

1型色覚

赤に敏感な視細胞(L錐体※)の機能に異常がある

2型色覚

緑に敏感な視細胞(M錐体※)の機能に異常がある

3型色覚

青に敏感な視細胞(S錐体※)の機能に異常がある

※錐体は明るいところで物を詳しく見るのに適した光センサーです。
錐体は3種類(L,M,S)あり、その組み合わせで色を見分けます。

色覚異常の例

  • 信号の色がわかりにくい(特に夜間の点滅信号)。
  • 「止まれ」などの赤い標識が目立ちにくく、視界に飛び込んでこない。
  • 紅葉を見ても、葉の色の違いがよくわからない。
  • 青と思って買ったシャツが実は紫だった。
  • 色分けしている地下鉄やバスの路線図の区別がつきにくい。
  • TVゲームで自分だけうまくできない