東洋医学で診る線維筋痛症

豊橋線維筋痛症治療

みなさん こんにちは
豊橋市浜道町にある
女性小児専門鍼灸院
レディース鍼灸さいとうです

今日は、最近、ニュースにもあがるようになってきた「線維筋痛症」という病気をご紹介します。

八木亜希子さんや、レディー・ガガさんが病気を公表されたため、聞いたことがある方が多いのではないでしょうか。

線維筋痛症は、全身に広がる慢性疼痛に加えて、

  • 疲労倦怠感 
  • 手指などのこわばりや腫脹
  • 四肢のしびれ
  • ふるえ
  • 微熱 
  • 睡眠障害
  • うつ状態

などの症状を伴う病気です。

男性より女性に多い特徴があり、血液検査やCT、MRIなど、一般的な検査をしても異常は見つかりません。以前は、

  • 非関節性リウマチ
  • 心因性リウマチ

などと呼ばれていました。

一般的に慢性痛患者は、天候の変化やストレスなど、日常の些細なことから痛みが変化することが多いです。特に不安やストレスなどは精神的な要素だけでなく、交感神経の興奮を引き起こし、筋緊張や自律神経障害を引き起こすことで、こりや不定愁訴を導き、またこれらの症状が更なる不安やストレスを引き起こすことが知られています。

これは痛みの悪循環と呼ばれ、慢性痛患者の痛みをコントロールするには切り離すことができない問題とされています。

また、これら悪循環は身体的な症状だけに留まらず、不安や恐怖などの感情障害を引き起こすことで、抑うつや廃用性萎縮を引き起こす痛みの破局モデルをも形成してしまいます。

しかし、日常の些細な変化や様々な不定愁訴に対応することは現代の医学では困難な部分も多く、慢性痛の治療は長期に及ぶことから、薬物に伴う副作用は勿論のこと、西洋医学に依存した治療では限界があります。

西洋医学では、プレガバリン(商品名リリカ他)などの神経障害性疼痛治療薬、抗てんかん薬や抗うつ薬などが使われます。また、痛みで眠れない場合は、睡眠導入薬が使われることもあります。

おわかりのように、症状を治療するというよりは、抑え込むといった表現のほうがあっています。そして、ここで重要なのが鍼灸治療の存在です。

鍼灸治療では、自分の体で悪い部分を修復するように促すことができます。例えば、痛みに対しては、ツボに鍼灸を施すことで、痛いと感じる局所部分に効き、皮膚にある知覚神経を介して脊髄まで反応し、その後、脳に反応して痛みや不安に関係するドーパミン、セロトニン、エンドルフィン、オキシトシン等のホルモンを分泌することがわかってきました。そうすることで、痛みを楽にするだけでなく、不安感をなくし、リラックスして生活を送ることで、痛みの誘発を予防できます。

そして、鍼灸治療の基本、東洋医学では、痛みは気・血(けつ)・津液(しんえき)など人体の構成成分の「流れ」や「量」と深い関係にあると捉え、治療をおこないます。

  • 「気」は生命エネルギーに近い概念
  • 「血」は全身を滋養する血液や栄養
  • 「津液」は体内の水液

を指します。

これら3つが流れることで、健康が保たれると考えます。

健康を維持する中で、東洋医学では「不通則痛(ふつうそくつう)」という言葉があります。

通じざれば、すなわち痛む」と読みます。体内での気・血・津液の流れがスムーズでないと、痛みが生じるという意味です。どれか一つでも流れが滞ってしまうと、上手く機能せず、痛みを引き起こしてしまいます。

たとえば、

  • 長袖シャツが肌に触れても痛む
  • 刺されるような痛みが生じる
  • 慢性的な肩こりがある
  • 舌は紫色を帯び瘀斑も見られる

このような症例の場合、血の流れがスムーズでない「血瘀(けつお)」証と考えます。

血瘀は血の流れが滞りやすい体質です。血管の微小循環障害や、精神的ストレス、寒冷などの生活環境、不適切な食生活、運動不足などによりこの証になります。

疾患や体調不良が慢性化、長期化して、この証になることもあります。鍼灸では、筋肉の緊張や冷えを改善し、滞っている血液の流れを促していきます。

豊橋線維筋痛症治療

血液が上手く流れることで、「気」や「津液」の流れもスムーズになるため、痛みの軽減に繋がります。

痛みが少しでも楽になり、日常生活を送りやすくなるために、治療を続けていきます。

お困りの方はご相談ください。