摂食障害と鍼灸治療

豊橋摂食障害治療

みなさん こんにちは
豊橋市浜道町にある
女性小児専門鍼灸院
レディース鍼灸さいとうです

今回は『摂食障害』とその治療についてご紹介します。

摂食障害とは

摂食障害とは、食事をとりたがらない、あるいは逆に食べ過ぎてしまうなど食行動の異常の総称です。

日本でも急増している病気で、特に10代から20代の若い女性に多くみられます。女性の割合が高いのですが、年令、性別、社会的、文化的背景を問わず誰でもかかりうる病気です。

日本で医療機関を受診している摂食障害患者は1年間に21~24万人とされています。さらに、複数の調査において、治療を受けたことがない方や、治療を中断している方が4割ほどいることがわかっており、治療が必要な患者数は40万人近くいると考えられています。

摂食障害には、食事をほとんどとらなくなってしまう拒食症や、極端に大量に食べてしまう過食症があります。

拒食症は、神経性食欲不振症・神経性痩せ症、過食症は、神経性過食症などと呼ばれます。

多少の拒食や過食は、ストレスの影響などで経験することがありますが、体重が極端に減っても食べられない、あるいは食べ過ぎた後に吐いたり下剤を飲んだりして体重を減らそうとすることがあれば、それは摂食障害です。

「体重が増えるのが怖い」、「不安で食べずにはいられない」などと訴える方が多く、家族や友人ちょっとした一言やダイエットをきっかけに摂食障害となる人も多くいます。

症状としては、

  • 疲れやすい
  • 低血圧
  • 便秘
  • 無月経
  • 睡眠障害
  • 集中力の低下

などを生じます。

痩せが進むと、低血糖、不整脈、精神疾患などの合併症を起こしやすくなります。

東洋医学で考える摂食障害

豊橋摂食障害治療

東洋医学では、摂食障害は五臓の心(しん)の失調と関係が深い疾患と捉えています。

心が気・血(けつ)・津液(しんえき)で、潤っていれば心身ともに健康ですが、過不足や流れの停滞が生じると、身体的な症状が生じるだけでなく、心の面でも不安定になります。もともと元気な人でも、ちょっとしたきっかけで五臓のバランスが崩れると、摂食障害を起こすことがあります。

例えば、様々なことについて頭の中で考えすぎて過食や拒食をしてしまう「心血虚(しんけっきょ)」タイプがあります。

思い悩みすぎや過労が続くことで、五臓の一つである心に負担がかかり、心血の消耗により起こります。

心とは心臓を含めた血液循環系(血脈)と、人間の意識や判断、精神活動(神志:しんし)をコントロールしています。この心の機能(心気)を養う心血が不足しているのがこの体質です。

  • 寝付きが悪い
  • 不安感が強い
  • 疲れやすい
  • 動悸がする

などの症状が現れます。

鍼灸では、内関(ないかん)、三陰交(さんいんこう)、血海(けっかい)などの心の機能を高めるツボ、血を補うツボをつかって心血を補うよう治療していきます。

豊橋拒食症治療

また、脾とも関係が深く、頭では理解していても、1つのことを思い悩みすぎて過食や拒食がやめられないようなら、「脾気虚(ひききょ)」タイプです。

脾は五臓の1つで、消化吸収や代謝をつかさどり、気血(エネルギーや栄養)の源を生成します。この脾の機能(脾気)が弱いため、気が十分生成されず、体内の気が不足します。生活の不摂生などにより脾気を消耗すると、この証になります。

  • 元気がない
  • 腹部膨満感
  • 軟便

などの症状が見られます。このような時、鍼灸治療では、足三里(あしさんり)や中脘(ちゅうかん)、気海(きかい)というツボを使い、足りない気を補う治療をおこないます。

豊橋過食治療

もう一つ、代表的なものが、肝に関わるタイプです。

普段から、強いストレスがあったり、環境変化に適応できなかったりして過食に走っているようなら、「肝鬱気滞(かんうつきたい)」タイプです。

体の諸機能を調節し、情緒を安定させる働き(疏泄:そせつ)を持つ五臓の肝の機能(肝気)がスムーズに働いていない体質です。肝は自律神経系と関係が深い臓腑です。一般に、精神的なストレスや、緊張の持続などにより、症状が現れます。

  • 憂鬱
  • 情緒不安定
  • 怒りっぽい
  • すっきり排便しない

などの症状が見られます。鍼灸治療では、太衝(たいしょう)や、天柱(てんちゅう)などのツボを使い、肝気の鬱結を和らげて肝気の流れをスムーズにし、ストレスに対する抵抗性を高め、摂食障害を治していきます。

心理的な要因が大きく関わり、生活や成長、将来に関わる病気です。

一人で悩まずお気軽にご相談ください。