視神経炎・視神経乳頭炎

豊橋視神経炎の治療

視神経乳頭炎とは

視神経乳頭炎(視神経症)は、視神経炎、乳頭炎の総称です。

視神経炎とは眼球と脳をつないでいる神経に炎症が起こり視力に障害を来たし、放置すれば失明につながることも多い重大な病気です。

また、病気の進行が早いことが多いため、一刻も早い治療が必要となります。

乳頭炎は、眼底にある視神経乳頭やその周りが腫れるもので、比較的小児に多く見られます。

視神経炎の症状

主な症状として、

  1. 急激な視力低下や視界が狭くなる視野狭窄
  2. 視野の中心が黒く見える中心暗点
  3. 目を動かすと痛くなる

と言ったものがあげられます。

視神経乳頭炎患者の多くは眼底検査で視神経乳頭の充血および腫れが認められます。

多くのケースは片目だけに症状が見られますが、急速にもう一方の目にも発症し両目を失明することもあります。

視神経炎に対する鍼灸治療

近年、病院で視神経炎や乳頭炎と診断された方の中には前述の病名ではなく、極度の眼精疲労からくる症状の場合もあります。中にはMRI検査等で炎症がひどく、強力なステロイドパルス療法をおこなうこともあります。しかし、回復はというと患者さん任せ、時間経過任せになりがちです。

そのような場合は特に鍼灸治療が有効とされ、回復度合いも早くなります。

もちろん、完全な視神経炎や乳頭炎の場合でも、個人差はあるものの充分に回復可能です。

基本的には早期治療、安静が必要となります。

鍼灸においての治療法は、局所治療としてこめかみにある太陽(たいよう)と首の後ろにある天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)などのツボを刺激します。
これらの鍼灸刺激により網膜(視神経乳頭付近)の血流が正常化し、炎症の回復及び症状の改善がみられます。

そもそも、視神経乳頭炎を発症した原因としてストレスや疲労の蓄積が背景にありますから、局所的な治療だけでなく全身的な治療を併せて行うことで回復を早め、同時に、再発防止につなげていきます。

そのため、問診のなかで原因を突き止め、その人に合った治療方法をそのつど選択していくのです。

ステロイドパルス療法までおこなって症状が良くならない場合、視神経炎ではなくとも、眼精疲労等で眼圧が上がっている人、目の奥が痛くなっている人はお気軽にご相談ください。